よくある質問
すきっ歯の原因として①顎の大きさに対して歯が小さい(矮小歯)②歯の本数が生まれつき少ない(先天性欠如)③舌のくせ(舌癖)により歯が外側に押される④上唇小帯(上唇の裏側から前歯の真ん中の歯茎をつなぐヒダ)が歯と歯の間まで入り込んでいたり、歯と歯の間に過剰な埋伏歯などがある などがあげられます。
費用については、部分矯正が装置をつける範囲で料金が異なり10万円~50万円ほどで治療できます。全体の歯列矯正を希望する場合、ワイヤー矯正が70~80万円、マウスピースの場合90万円となります。小児矯正は40万円となります。
すきっ歯の治療では、程度にもよりますがおよそ2年程度になります。 保定に関しては、正中の空隙は再発が多いことが報告されているので、固定式の保定装置を併用し、後戻りを防ぎます。
当院の治療では、ワイヤーやマウスピースを用いて隙間を徐々に閉じていきます。お子さんで前歯の隙間が大きい場合などは部分的にワイヤーの装置をつけて治療を行います。歯の形態が極端に小さい場合などは、矯正治療終了後に被せものしたりして、形を整えてあげることもあります。
すきっ歯のデメリットとしては見た目の問題だけでなく、前歯で食べ物が咬みきれなかったり、奥歯に隙間があると食べ物がはさまりやすく虫歯や歯周病の原因にもなります。また、隙間から空気がもれてしまい発音障害などの問題につながる場合もあります。そのため、すきっ歯の治療を行うことは、審美面や機能面に加えご自身のは歯を守るという予防的な観点からしてもお勧めします。